JAIPE19th




学術集会長挨拶

この度、2026年11月22日(日)に、名寄市立大学にて第19回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会を開催させていただくこととなりました。このような貴重な機会をいただきましたこと、日本保健医療福祉連携教育学会の皆様に厚く御礼申し上げます。

名寄市は北海道の北部、北緯44度の地にあり、農業を基幹産業とした人口2万4000人(2026年2月現在)の市です。旭川から北のエリアの中核となる小都市で、裁判所や税務署、ハローワークといった国の機関が置かれ、管轄人口約5万人の二次医療圏の中心地でもあります。本州各地からの移動には、半日以上を要しますので、ご参加いただくには前後泊を含めて2日または3日の日程を確保していただくことになり、お時間と経費がかかりますことにはどうぞご容赦下さい。この度の開催に心から感謝し、名寄市民をあげて皆様をお迎えする所存です。

名寄市立大学は昭和35年に開学した名寄女子短期大学に始まり、2006年に4年制大学へと改組いたしました。その際に連携教育を教育の特徴として掲げましたが、その運営方法を知るものはおりませんでした。2008年に埼玉県立大学で開催された第1回保健医療福祉連携教育学会学術集会に複数の教員で参加したことから、本学の連携教育への取り組みが本格化しました。その後も大学としてこの学会に参加を続けながら連携教育についての学びを深めて参りました。第5回学術集会からは本学の取り組みを報告しながらカリキュラム構成および教育内容の検討を重ね、現在の地域型IPEとなりました。現在の本学の連携教育があるのは、この学会を通じて多くの方々にご指導いただいたおかげであります。それに加えて、履修した学生たちの意見を次の学年の授業に取り入れることを重ねてきました。今も学会からの刺激と学生たちの反応を経て毎年内容を更新しているところです。

現在、本学で連携教育を開始して20年が経ちました。近年は学生たちへの授業の一部に「本学の連携教育のあゆみ」を伝える時間を取り、連携教育活動は多様な専門性を持つ教員同士がお互いを知り、お互いの持つ力をいかに活用するかを考えて実施している連携実践であると伝えています。専門分野の異なる者同士が力を合わせて教育内容を創り上げていく楽しさも、連携教育に取り組む魅力と感じています。 皆様のお越しを心からお待ち申し上げます。

第19回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会
学術集会長 播本雅津子
(名寄市立大学保健福祉学部看護学科 教授)